- マイナンバーカードを持っているのにオンライン申請ができない
- マイナンバーカードの電子証明書の検証に失敗してしまう
そんな方の悩みを解決するために記事を書きました。
私の場合、
- マイナンバーカードを持っている
- 電子証明書の期限は切れていない
- スマホ対応端末を持っている
にも関わらず、電子証明書の検証がエラー表示になるという現象が発生しました。
私と同じようなエラーで悩んでいる人向けの記事になります。
結論からいうと、iPhoneでマイナンバーの読み込みがエラー表示された理由は不明のままですが、市役所のパソコンを借りてICカードリーダを使ったらマイナンバーが読み込めました。
わたしと同じようなエラー画面が表示された人は、画面に表示されてある通り、一度、市町村の窓口で問い合わせしてみて下さい。
ここからは、定額給付金のオンライン申請がエラー表示されてから解決するまでの過程を解説していきます。
特別定額給付金とは?
特別定額給付金は、政府が日本に住んでいる人を対象に1人あたり10万円を支給する制度です。
ただし、何もしなくても10万円を受け取れるわけではありません。
10万円を受け取るには申請が必要です。
特別定額給付金の申請方法は2パターンあります。
- 郵送で申請
- オンラインで申請
基準日(令和2年4月27日)時点で、住民基本台帳に記録されている者
→外国籍の方でも、日本の市町村に住民登録しておけば給付金がもらえます。
給付対象者の属する世帯の世帯主
→我が家の場合、私、妻、息子の3人家族です。
世帯主の私が3名分の30万円を受給する権利を持ちます。
とはいえ、世帯主が全額勝手に使ったら怒られるでしょう。
使い道は家族で決めましょうね!
受付開始日は市町村によって違いますが、通常オンライン申請の方が郵送申請よりも受付開始日が早いです。
早く申請した方が、給付金を早く受け取ることができるというメリットがあります。
私が住んでいる市の場合、オンライン申請の受付が5月5日からで、振込は5月15日以降になっています。
一方で、郵送での申請の場合、5月25日に申請用紙を発送し、26日から受け付けになっています。
ってことで、オンラインで申請することにしました。
特別定額給付金をオンライン申請するために必要なもの
定額給付金をオンライン申請するには条件があります。
以下の5つの条件がすべて揃った場合のみ、申請ができます。
①申請者(世帯主)のマイナンバーカード
マイナンバーカードを発行していない人は、オンライン申請できません。
今から発行手続きをしたとしても、マイナンバーカードが届くまで1ヶ月前後かかります。
今持っていない人は郵送で申請することになります。
ちなみに、マイナンバーが書かれた「通知カード」ではオンライン申請はできません。
マイナンバーカードの期限が切れてなくても電子証明書の期限が切れて申請ができなかったという人もいるようです。
②マイナンバーカード読み取り対応のスマホ(またはPC+ICカードリーダ)
対象スマホだったのに、なぜか申請時にエラーが発生・・・。
詳しくはマイナポータルの対応機種一覧をご確認ください。
パソコンはあっても、ICカードリーダを持っている人は少ないと思います。
私もパソコンは所持していますが、ICカードリーダは持っていません。
③「マイナポータルAP」アプリのインストール(無料)
定額給付金をオンライン申請する場合、「マイナポータルAP」というアプリをインストールする必要があります。
パソコンの場合、こちらからインストールしてください。
スマホの場合、iOS(iPhone)とAndroidでアプリが違います。
iOS(iPhone)をご利用の方はこちらからインストールしてください。
Androidをご利用の方はこちらからインストールしてください。
アプリはPCもスマホも無料でインストールできます。
④マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号(英数字6~16桁)
マイナンバーカードを作った人は、発行先の役所、役場で暗証番号(パスワード)を設定しています。
パスワードは5回間違えるとロックされてしまいます。
パスワードの控えを残していない場合、覚えていない場合は注意が必要です。
パスワードは英数字6~16桁で設定したものです。
4桁の数字ではないので注意してください。
パスワードがわからなくなって、心当たりがある英数字をトライしているうちにロックがかかった人も多いようです。
もし5回間違ってロックがかかってしまった場合は、お住まいの役所に問い合わせしてください。
⑤振込口座の確認書類(画像)
申請時に振込先の口座を入力しなければいけません。
その際に、通帳やキャッシュカード等、振込先に誤りがないか確認できるデータが必要となります。
スマホであれば、その場で撮影すればOKです。
パソコンの場合、カメラアプリをインストールしていなければ、あらかじめ銀行口座の画像を保存しておく必要があります。
以上、①~⑤の条件をすべて満たした場合、オンライン申請が可能となります。
iPhone8でオンライン申請を実践してみた
私の場合はオンライン申請の条件がすべて整っていました。
ということで、iPhone8を使って早速オンライン申請をしてみました。
序盤は順調に進んでいました。
マイナンバーカードの読み込みは案内に従って、上記の通りマイナンバーカードを下に敷き、iPhoneを中央に置いて「読み取り開始」ボタンをタップします。
読み取りが完了するとこのような画面になります。
ここまで順調です。
しかし、問題は次の画面で発生しました。
有効期限が切れていないのに「電子証明書の認証に失敗しました」とエラー表示
「電子証明書の認証に失敗しました」
お住まいの市町村の窓口で電子証明書を更新してください。
このようなエラー画面になってしまいました。
マイナンバーカードを確認しましたが、電子証明書の有効期限は切れていません。
なぜ、エラーになるのかわかりません。
原因究明のため、市町村の窓口へ
悩んでいても解決しないので、とりあえず、エラーの画面に書いてある通り市役所の窓口へ行きました。
オンライン申請するために、窓口へ行くというオンラインだかオフラインだか、最早わからない状況ですね。
エラー画面に「電子証明書の更新ができていない」と表示されていたので、市役所で確認してもらいました。
マイナンバーカードを職員に預けて、調べてもらった結果は、
マイナンバーカードに問題はありません。
とのことでした。
じゃあ、なんでエラー表示になるんだよ!!
って話ですよね。
ということでiPhone8で電子証明書エラー表示になる原因は市の職員にもわからず。
ただ、いろんな人のTwitterの投稿を見ている限り、これがエラーになる原因じゃないかと思われるものが見つかりました。
それは、マイナンバー発行後、引越をしたことです。
マイナンバー発行時の住所と現住所が異なる場合、読み込みができないという人が多数います。
私もマイナンバー発行後、引越をしました。
ただし、引っ越し後、マイナンバーの住所変更手続きも完了しています。
iPhoneからオンライン申請をする場合、現住所とマイナンバー発行当時の住所が変わっていたら、電子証明書を更新していてもエラー表示になるようです。
そのことを職員に伝えたところ
との回答がありました。
どうせ無理だろうと思いつつも、チャンスにかけてみることにしました。
ICカードリーダで読み込んだらエラー解消!
市役所の貸し出し用PCとICカードリーダを使って、マイナンバーを読み込ませたところ・・・
普通に読み込みが完了しました。
試しに、もう一度iPhoneで読み込ませてみましたが、こちらはやっぱりエラー表示。
iPhoneに問題があるのか、マイナンバーカードに問題があるのかわかりませんが
iPhoneでは読み込めないのにPCなら読み込めるという結果が出ました。
マイナンバーカード認識後は、アプリの指示に従って、振込口座の入力や口座の画像の読み込み、家族の情報を入力して申請完了です。
世帯主が家族の分まとめて申請できますが、家族のマイナンバーの情報は不要でした。
こんなメールが届けば、オンライン申請は完了です。
まとめ
- マイナンバーカードを持っている
- オンライン申請対応スマホを持っている
- 電子証明書の有効期限も切れていない
マイナンバーカード発行後、引越した人はオンライン申請の条件をクリアしていても、エラー表示になる傾向があるようです。
iPhoneでオンライン申請を進めていく中で、この画面が表示された場合は、画面に書いてある通り、市町村の窓口に相談してみて下さい。
私の場合、PCとICカードリーダを借りて試してみたら、申請ができました。
家にPCとICカードリーダをお持ちの方は、役所、役場に行かなくても、家のパソコンで試してみて下さい。
iPhoneではダメでも、PCからであれば、読み込みできる可能性があります。
iPhone8で特別定額給付金のオンライン申請をしようとしたらエラー表示になりました。
現在は無事にオンライン申請が完了しています。