三菱UFJ銀行の定期預金を解約し、つみたてNISAを開始した理由

妻が三菱UFJ銀行の定期預金を解約しました。

理由は単純に定期預金ではお金が増えないからです。

銀行は普通預金より定期預金の方が金利が良いからということで、長期でまとまった金額を預けるなら定期預金をすすめてきます。

確かに普通預金よりも定期預金の方が金利は良いです。

では、定期預金をする場合、普通預金よりも金利がどれくらい良くなり、いくら増えるのか事前に試算していますか?

定期預金の方が金利が良いという理由だけで、なんとなく切り替えている人が多いのではないでしょうか?

三菱UFJ銀行で300万円を3年間定期預金した結果

妻の場合、300万円を3年間定期預金していたのですが、3年間でいくら増えたと思いますか?

 

正解は・・・

 

 

718円です。

 

 

ぶっちゃけ「少なっ!」って思いません!?

この金額を見て、定期預金ってお得!!って思う人は定期預金を続ければ良いと思います。

ただ、大半の人は300万円預けて3年間で利益がたったの718円!?と思ったのではないでしょうか?

三菱UFJ銀行のATMの場合、21時以降にお金を引き出すと110円の手数料がかかります。

3年間で7回、夜間にお金を引き出すだけで定期預金で貯めた利息がすべて吹っ飛んでしまうのです。

利息は少ないのに手数料はバカ高い。

手数料がかからないようにATMを利用したとしても、ほとんど利益はないし、手数料を支払ってお金を引き出していたら、お金は貯まるどころか減るだけです。

三菱UFJ銀行の定期預金の金利は?

妻の場合、300万円を定期預金して3年間で718円の利益が出ましたが、金利で言うと何%くらいだと思いますか?

 

答えは0.01%です。

 

目を疑いたくなりますよね!?

 

普通預金の金利とほとんど変わらないのではないかと調べましたが、三菱UFJ銀行の普通預金の金利は0.001%でした。

0が1個多いってことは普通預金より定期預金の方が10倍も利率いいじゃん!

スゲー!!

ってなりますか??

300万円を普通預金で3年間貯めていたら利益は約72円ですね。

72円の10倍で720円って言われても・・・なんか微妙ですよね。

正直、メガバンクに預金するメリットって、ほぼないです。

預金でお金を増やしたいのであれば、メガバンクよりもネット銀行の方がお得です。

私は楽天銀行の口座を持っていますが、金利は0.1%です。

マネーブリッジ設定(無料)という条件での優遇金利となりますが、これは定期預金ではなく普通預金での金利です。

三菱UFJ銀行の定期預金よりも10倍高い利率です。

0.1%の金利で300万円を3年間預けていたら7,179円の利益が出ます。

結構すごくないですか?

私の場合、預金の金利目的よりも楽天証券での資産運用で必要なお金を預金しているだけなので多額の預金はしていません。

預金用の口座はメガバンクにしているので、この記事を書きながら楽天銀行へ預金額を移行させようと決めました。

預金だけでは物足りない!?

どうせ預金するならメガバンクよりもネット銀行の方が金利が高いのでお得なわけですが、とはいえ低金利の時代なので増える金額は高が知れています。

妻は三菱UFJ銀行の定期預金ではお金が増えないと判断し、解約したのですが、金利が良い銀行に乗り換えるために解約したかというとそういうわけではありません。

定期預金よりも長期投資で資産を増やそう!

妻は定期預金を解約する代わり、つみたてNISAを始めることにしました。

なぜ、つみたてNISAかというと、以前から私がしつこくすすめていたからです 笑

私は、つみたてNISAが始まった2018年から2年間資産運用をしています。

1年目は地合いが悪くマイナス(元本割れ)になったりしていたのですが、2年目になり相場が回復し、2019年12月31日現在、80万円の投資に対し、約10万円の含み益が出ています。

含み益とは現時点で利益確定し、現金化した場合に生じる利益額のことです。

妻は300万円を3年間で定期預金で700円増やしたのに対し、夫である私は80万円の投資で10万円の利益を出したわけです。

つみたてNISAは投資商品なので当然、今後景気が悪くなれば元本割れするリスクもあります。

しかし、長期的に見れば景気が悪くなって一時的に損益が膨らんだとしても、その後景気は回復します。

毎月決まった額をたんたんと積立することで、景気にも左右されにくくなります。

世界経済は好況と不況を繰り返しながらも、長期的に見れば平均3~5%ずつくらいは経済成長しています。

つみたてNISAは最長20年継続で積立可能なので、20年続ければ世界経済は平均5%くらい成長するるだろうという見込みのもと毎月約3万3000円ずつ、年間で40万ずつ積立投資をしています。

毎年40万円ずつ積立投資をして20年間運用した場合、元本は合計800万円になります。

平均利回り5%で運用できたとすればどれくらいの利益が産まれると思いますか?

800万円の5%だから40万円??

違います。

答えは利益約570万円です。

つみたて投資は複利で運用されるので、投資期間が長いほど利益も膨らむのです。

複利のシミュレーションは楽天証券HPから簡単にできます。

ちなみに20年間運用せずに、800万円をメガバンクに普通預金、あるいは定期預金した場合、現在の金利0.01%くらいのままであれば20年間での利益はせいぜい1~2万円程度です。

日本人は投資の知識があまりなく、投資=ハイリスクハイリターンというイメージを持っている人が多いと思います。

しかし、つみたてNISAで買えるような投資信託の商品は、どちらかというとローリスクローリターンです。

できるだけ元本割れのリスクを避けたいという方は、債券中心か株と債券の割合が半々くらいの商品を積立購入すると良いでしょう。

楽天証券で買える、つみたてNISAの銘柄であればeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)なんかは株と債券をバランスよく組み合わせた商品なので私も積立購入しており、おすすめの商品です。

私は複数の銘柄を保有していますが、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)だけに限れば2年間で8.72%の含み益を出しています。

妻の口座開設はこれからですが、妻にもオススメしようと思う銘柄です。

まとめ

バブル崩壊前は定期預金の利率が5%を超える時代もあり、銀行にお金を預けていれば勝手にお金が増えるという時代でした。

しかし、バブル崩壊後は金利が1%を切る時代になっています。

昔の感覚がいまだに残っていて、お金を貯める=預金と思っている人が多いですが、そんな時代はとっくに終わっています。

今の時代、預金をしただけでは、お金は増えません。

バブル崩壊前は、預金で利率5%超えでしたが、それくらいのパフォーマンスを上げるためには、投資をするしかありません。

投資と言っても特定の会社の株を買うのはリスクが高すぎます。

投資の専門的な知識が無くても資産を増やす手段が投資信託です。

投資信託の中でも、利益が非課税になるつみたてNISAがおすすめです。

つみたてNISAの商品の中でも、株式のみの商品や特定の分野や特定の国に偏った商品よりも世界の株と債券にまんべんなく投資できる商品の方がリスクを抑えられます。

その条件を満たした商品の例としてeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は私自身2年間積立購入中の商品で実績もあるので、おすすめの商品です。

元本割れが絶対に嫌だから投資は絶対にしないという考え方もありますが、それではお金を増やすことはできません。

ローリスクローリターンの商品で十分なので、預金するよりも、つみたてNISAで資産運用をはじめてみてはいかがでしょうか?