前回はIKEAキッチンプランニングサービスの予約方法と来店までに行うべき6つの事前準備についての記事を書きました。
今回は実際に店舗でプランナーと相談してカップボードと立体図面と見積もりを出して頂いた話についてまとめます。
目次
予約時間に間に合うようにIKEAまで移動
当日は予約の時間に間に合うように店まで行ってください。
基本的に時間の変更はできません。
前後の時間も予約が詰まっているので時間厳守を心掛けて下さい、
IKEAまでの交通手段は主に2種類です。
車か電車、シャトルバスといった公共機関を利用するかです。
私の場合、電車とシャトルバスを利用しました。
IKEA鶴浜店を利用する場合、梅田、大正、なんばにバス乗り場があります。
乗り場の位置と時刻表はIKEA鶴浜公式サイトより確認できます。
他の店舗も調べればシャトルバスの時刻表が出てくると思います。
ちなみに、なんばのバス乗り場はこんな感じです。
土日の午前中の時間帯に乗りましたが、意外と少なく定刻の10分前にバス停に着きましたが余裕で座れました。
IKEAに着いたら、キッチン売り場へ
IKEAに着いたら、キッチン売り場のコーナーを探してください。
私がよく利用する店舗は神戸と鶴浜ですが、どちらも同じようなコーナー配置で、キッチン売り場は2階の奥の方にありました。
IKEAは順路が決まっているので、キッチンコーナーまでたどり着くまで、そこそこ長い道のりの感じます。
頑張って行ってください!笑
キッチン売り場に到着したら、売り場のスタッフに声をかけて下さい。
予約をしていれば担当のプランナーが案内してくれます。
プランナーにイメージを伝え形にする
ここからが本番です。
プランナーの方にはできるだけ具体的に自分のイメージを伝えましょう。
STEP① サイズを選ぶ
まずは、サイズ選びからです。
我が家は幅155cmくらいのスペースが確保できるため、150cm程度のベースキャビネットを設置したいと考えていました。
奥行は長すぎると通路が狭くなってしまうので、41cmのタイプにすることにしました。
この時点で、キャビネットの選択肢は必然的に絞られてきます。
奥行41cmのタイプの場合、棚の幅は30cm、60cm、80cmの3種類しかありません。
画像左から80cm幅、60cm幅、30cm幅です。
この中から組み合わせて幅150cmを作り上げていくのです。
150cmにしようと思えば60cm+60cm+30cm=150cmの組み合わせが一般的です。
しかし、妻には80cmの棚が欲しいという希望がありました。
80cmの棚を入れようと思うと組み合わせ上、150cm幅の棚を作ることはできません。
80cm+80cm=160cmだとサイズオーバーです。
ということで、少し幅が狭くなりましたが80cm+60cm=140cmという当初の希望より10cm幅が短いプランにすることにしました。
IKEAはパーツの組み合わせは自由ですがオーダーメイドではありません。
たとえば、希望通り150cm幅にしたくて、80cm+70cmのキャビネットにして下さいとオーダーしても70cm幅の棚は取り扱っていないので受け付けてもらえません。
どうしてもオリジナルサイズの家具を備え付けたい場合は、IKEAではなくオーダーメイドの家具業者に依頼してください。
土台のキャビネットが決定した後はウォールキャビネット(吊戸棚)の検討です。
奥行は土台となるベースキャビネットより少し狭いものを選びます。
ウォールキャビネットの奥行きが長いと圧迫感があるし、使いにくいからです。
奥行37cm、高さは80cmのタイプにしました。
幅はベースキャビネット同様140cmにしても良かったのですが、妻はそんなに必要ないという意見だったので120cmにすることにしました。
これで、サイズは決定しました。
STEP② デザインを選ぶ
扉、天板、取っ手等のデザインを数ある種類の中から自由に選んでいきます。
まずは扉と天板のデザインからです。
こんな感じで扉と天板の見本がずらっと横一列に並んでいます。
写真は一部のデザインです。
実際にはもっと多くの種類があります。
私たち夫婦が選んだのは中央のオフホワイトのデザインです。
ウォールキャビネットはガラスタイプではなく、中が見えないベースキャビネットと同じデザインにしました。
天板は白系が良かったのですが、在庫がなかったので見本と同じ木目のナチュラルカラーにしました。
足元のほこり避けのカバーのデザインもここで選びます。
続いて取っ手選びです。
取っ手のデザインもかなりありますね。
私たちはシンプルなこちらのデザインにしました。
私は黒派でとりあえず、黒でシミュレーションしましたが、最終的には妻の希望でゴールドになりました。
最後に引出しのサイズ選びです。
ベースキャビネットのサイズは80cm幅と60cm幅で高さは80cmを選択しましたが、その範囲内で引き出しや扉の数も自由に組み合わせることができます。
これは店の展示モデルですが、右側は4段、左側は3段になっていますね。
このように自由に組み合わせが可能です。
上の画像のように、扉1枚に対して引出しを2段付けるといった工夫もできます。
こんな感じで、プランナーの方に説明を受けながら一通りプランニングが完了しました。
STEP③ 図面を起こす
私たちの意見をもとに図面を作って頂きました。
出来上がった図面がこちら
我が家には壁の左上に出っ張った梁があるので、それも忠実に再現してくれました。
梁下に隙間ができてしまうので、隙間を埋める処理もオプションで追加しました。
他にも地震対策に耐震ラッチをつけました。
目立たない部分で地味にオプション代がかかります。笑
こちらが3Dで表現した立体図面です。
かなりイメージが膨らみますね!
最後に、真上から見た図です。
土台のベースキャビネットの方が幅も奥行もあるので、木目の天板が見えている分だけ広い面積になっています。
STEP④ 見積書を作成してもらう
内容に問題が無ければ、見積書を作成して頂きます。
我が家はDIYではなく、施工サービスを依頼しました。
部材の配送料:3,000円
施工サービス料:49,900円
サービス料合計:52,900円です。
そこそこ高く感じますが、自分でやって失敗するよりマシなのでお願いすることにしました。
家具代とサービス料すべて合わせた金額は229,600円(税込)でした。
20万円以内に抑えたかったところですが、しょうがないですね。
納得したので、これで購入!!
・・・とはいきませんでした。
STEP⑤ 施工条件の確認
プランニングしてもらって初めて知ったのですが、施工サービスを利用する場合、施工できる条件の確認が必要だったのです。
その時にもらった確認用紙がこちら
我が家はマンション住まいなので、設置個所の下地の状況確認だけでなく、マンションの管理会社へ共有スペースの作業許可、駐車スペースの確認等、いろいろとチェック項目がありました。
IKEAで接客してもらっている時に、電話で確認できれば良かったのですが、この日は土日でマンションも建設会社も休みで確認できず。
購入を決めたのに出直すハメになってしまいました。
このことを教訓に、今後IKEAでキッチンボード、カップボードの購入する方向けに事前準備の記事をまとめたので、よろしければご覧ください。
ちなみに、後日マンションの許可も下地の確認も取れたので、日を改めてIKEAまで再訪問し、正式に購入できました。
プランニングから購入に至るまでは以上の5つのステップを踏む必要があります。
購入から施工までの期間
商品購入後、自分で組み立てる場合は在庫があれば、すぐに商品が手に入ります。
しかし、施工サービスを利用した場合、施工業者の日程を確認しなければいけません。
我が家の場合、在庫はあったのですが、施工の予約が平日も含めて2週間先まで埋まっていました。
繁忙期、閑散期によって異なると思いますが、購入後すぐに施工してもらえるとは限りません。
新築マンションを購入したので入居前に施工を終わらせたかったのですが、残念ながら予約が取れず間に合わず。
施工サービスを利用する場合、搬入日と施工日を決めなければいけません。
搬入日は施工日を同じ日にすることはできないとのことだったので、前日着にしました。
まとめ
IKEAでキッチンボード、カップボードを購入する場合、①サイズ選び、②デザイン選び、③図面の作成(完成イメージの確認)、④見積書の作成(金額の確認)、⑤施工条件の確認といった5つのステップを踏む必要があります。
それなりに超えるべきハードルが揃っているため、初回訪問で購入する人は少ないようです。
私たちは購入に至るまで3回訪問しました。
1回目は何も調べずに漠然とした状態で。
2回目は①、②をある程度決めていき、④まで確認。
3回目は⑤の条件確認後、訪問し正式に注文
といった具合です。
大きな買い物なので、1回で決める必要はありませんが、何度も足を運ぶのはお金も時間もかかるので効率的ではありません。
事前に準備を整えてから、店頭に足を運ぶことをおすすめします。
METODカップボードを施工してもらった話は以下の記事にまとめています。