数日前の話ですが、妻の話によると私が仕事で家にいない昼間に警察官が突然、我が家を訪問してきました。
家のインターホンが鳴り、妻がモニターを見てみると警察官の服装をした男性が立っていました。
巡回中とのことでロックを解除し、妻は玄関先で話を聞きました。
話によると、車上荒らしや空き巣が発生しているので気を付けて下さい。
キャッシュカード、クレジットカードが使えなくなるという改元詐欺に気を付けて下さい。
という内容でした。
2年に1回各家庭を訪問して巡回しているそうです。
それだけで終われば何の問題もないのですが、その後、私が気になった警察官の行動がありました。
警察官に家族全員の個人情報を聞かれる
警察官は何かあった時に連絡を取れるように、各家庭の個人情報を仕入れているようです。
妻は疑うこともなく、家族構成や家族の名前、電話番号、勤務先の情報、緊急連絡先として実家の電話番号まで教えてしまったそうです。
これって怪しくないですか?
私が仕事が終わって帰宅し、この話を聞いた時、真っ先に詐欺を疑いました。
警察官っぽい服装をすることや警察手帳っぽいものを作ることは難しくありません。
本物の格好とは多少違っていても、一般人が見た目で見破ることは難しいでしょう。
個人情報を入手するために、警察官を装った詐欺である可能性もあります。
妻は、個人情報を教え、警察官から警察署の連絡先等が書かれたA4サイズのリーフレットを受け取りました。
その後、警察官は立ち去り特に不審なことはなかったようです。
リーフレットを見てみると、最寄りの警察署の電話番号等の情報が記載されていました。
警察署の公式HPで電話番号を確認すると、警察署の番号で間違いありませんでした。
とはいえ、それだけではまだ信用できません。
私は警察署に電話をかけ、その日の巡回が本物の警察官によるものなのか確認を取りました。
住所と名前を伝え、担当の交番に確認を取ってもらった結果、その警察官は・・・本物でした。
結果的に本物の警察官だったので良かったのですが、見た目や格好だけで信じてしまうのは非常に危険です。
ということで、警察官の格好をした人が急に家に訪問して来ても、容易に個人情報を提供しないことをおすすめします。
ちなみに、妻が提供した個人情報ですが、それは巡回連絡カードと呼ばれるものでした。
巡回連絡カードの用途としては、自然災害が発生して家族の安否がわからなくなった時、交通事故に遭った時等に役立ちます。
巡回連絡カードがあれば、何かあったときに警察から家族にコンタクトが取れるからです。
警察官が巡回に訪れた時に注意すべきこと
警察官が定期的に各家庭へ巡回訪問することはあります。
しかし、このことを利用して警察官を装った詐欺が発生する可能性もあります。
警察官と思われる人が家に来たときに注意すべきことを挙げていきます。
①本物の警察官であるか疑う
相手が本物の警察であるかどうか疑ってください。
服装や警察手帳だけでは信じない方が良いです。
偽造している可能性もあります。
②警察署に確認する
もし、個人情報を聞かれた場合は、個人情報を教える前に、その場で警察に電話して確認することをおすすめします。
相手に対して失礼だとか思う必要はありません。
本物の警察官であれば、用心深い人と思われ、かえって安心するでしょう。
警察署の電話番号はGoogleやYahoo!等の検索サイトから、最寄りの警察署名を検索すると出てくると思います。
わからなければ110番でも良いです。
本物の警察官であることが確認できれば、個人情報を教えても構いません。
それは巡回連絡カードとして扱われ、緊急時に役立つ情報になります。
詐欺にあった場合
万が一、偽物の警察官に個人情報を教えてしまったとしたら、すぐに警察に被害届を出しましょう。
放っておいたら、あなたの個人情報が悪用されるかもしれません。
- 詐欺師にだまされた!
- 未然に詐欺を防ぎたい!
そんな人は、これからの為に防犯カメラを設置することをオススメします。
映像として証拠があれば、犯人特定に役立ちます。
まとめ
警察官が急に家に来ると何事かと動揺する人が多いと思います。
対策ができていないと警察官(またはそれを装った人)の言われるがままに個人情報を提供してしまう恐れがあります。
もし、相手が詐欺師であれば個人情報をどのように悪用するかわかりません。
情報を提供する場合は、事前に相手が信用できる人かどうか信用できる第三者に確認をすることが重要です。
この場合、第三者とは警察署です。
備えがなければ、このような冷静な判断はできません。
日頃から危機管理を心掛けることをおすすめします。