着る毛布のデメリット7つ!買って後悔しない選び方も解説

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「着る毛布って、実際のところどうなんだろう?」

「暖かそうだけど、動きにくくて後悔しないかな……」

もこもこして暖かそうな一方、買ってから「思っていたのと違った」となりやすいアイテムでもあります。

この記事では、着る毛布のデメリットを7つに整理したうえで、国やメーカーが出している注意点まで含めて見ていきましょう。

読み終わるころには、自分の家に合う一枚かどうかを、丈や素材で見分けられるようになります。

目次

着る毛布のデメリット7つ

着る毛布のデメリットに悩む様子

まずは全体像から。着る毛布に寄せられる不満は、だいたい次の7つに集まります。

それぞれ、このあとの見出しで順番に掘り下げていきますね。

デメリットどんな場面で困るか対処のしやすさ
火に近づくと危ないガスこんろ、ストーブの前◎ 脱げば防げる
静電気が起きやすい脱ぎ着のとき、ドアノブ○ 加工品・柔軟剤で軽減
毛玉ができる脇の下、袖口、座る部分○ 毛玉取りで復活
洗濯と乾燥に手間がかかる厚手で乾きにくい△ 素材と枚数で調整
動きにくい・家事の邪魔皿洗い、洗濯物たたみ○ 袖の形と丈で回避
裾を踏んで転ぶ階段、子どもが着たとき◎ 丈選びでほぼ解決
足元は結局冷えるフローリングの床○ ルームシューズと併用

表の右側を見てもらうとわかるとおり、ほとんどのデメリットは選び方と使い方で軽くできます

裏を返すと、なんとなく安いものを選ぶと全部まとめて降りかかってくる、ということでもあります。

見落とされがちなのは「火」との相性

着る毛布を着たままガスこんろに近づく危険

7つのうち、いちばん語られていないのに、いちばん取り返しがつかないのが火の話です。着る毛布を着たまま台所に立つ場面は、子どもがいる家なら毎日のようにあります。ここだけは先にお伝えさせてください。

国が名指しする「もふもふ」の服

製品事故を調べている国の機関(NITE)が、着衣着火について注意喚起を出しています。

そこにはこう書かれていました。

「火を扱う際は、裾や袖が広がった”だるだる””もふもふ”の衣服や紐付きの衣服などを避ける。」

着る毛布そのものを名指ししたものではありません。

ただ、裾も袖も広くて、表面が毛羽立っているという条件で見ると、着る毛布はぴたりと当てはまってしまいます。

火元でいちばん多いのはガスこんろ

同じ資料によると、着衣着火で亡くなった方は2017年から2021年までの5年間で492人。毎年100人前後という数字です(出典は消防庁の火災統計)。

NITEにも、同じ5年間で20件の事故が届いています。

そして製品別に見たとき、いちばん多いのはガスこんろでした。

ストーブのような「いかにも」な暖房器具より、毎日使う台所のほうが件数が多い。ここが意外なところです。

考えてみれば当たり前かもしれません。

ストーブは「熱いもの」として身構えますが、こんろの前では鍋やフライパンのほうに気を取られます。

そのうえ、調味料に手を伸ばした瞬間、袖がこんろの上を通ります。この動きが毎日繰り返されるわけですね。

台所に入る前に脱ぐ

対策として挙げられているのは、次の2つです。

  • 衣服と炎や熱源との距離を意識し、近づき過ぎない
  • 裾や袖が広がった衣服や紐付き衣服を避ける

身も蓋もない言い方をすると、火を使うときは脱ぐ。これに尽きます。

着る毛布は羽織るだけなので、脱ぐのも一瞬です。

「ちょっとお湯を沸かすだけだから」で着たまま近づかない、と決めておくだけでこのデメリットは消えます。

静電気・毛玉・洗濯の手間

着る毛布を洗濯ネットに入れてお手入れする様子

ここからは日常のこまごました不満です。どれも致命傷ではないものの、積み重なると「もう着なくなった」につながります。先に対処法まで押さえておきましょう。

静電気でパチッとくる

フリースやマイクロファイバーは化学繊維なので、乾いた冬場は静電気が起きやすくなります。

脱ぐときにパチッとくる、髪が逆立つ、ドアノブが怖い。着る毛布への不満で最も多いのがこれです。

対策は3つ。静電気防止加工がついた製品を選ぶこと、洗濯のときに柔軟剤を使うこと、そして静電気防止スプレーを一本置いておくことです。

マイクロファイバー毛布を出しているmofuaも、柔軟剤について「静電気を抑え、肌触りを良くする効果があります」と案内していました。

毛玉ができる場所は決まっている

毛玉は、擦れるところにできます。

脇の下、袖口、そして座ったときにお尻が当たる部分。だいたいこの3か所です。

mofuaの案内では、毛玉が目立ってきたりへたりが気になり始めたら買い替えを検討する、とされています。

とはいえ電動の毛玉取りがあれば数分で見た目は戻ります。1シーズンで捨てるにはもったいないので、道具でしのぐほうが現実的でしょう。

洗濯機に入れるなら洗濯ネットは必須

ここは我が家が着る毛布を買わなかった理由でもあります。

厚手のものを洗うのが面倒そうで、結局そのまま買っていません。

実際、mofuaはマイクロファイバー毛布について「洗濯ネットの使用は必須です」と書いています。摩擦を防いで、毛玉や型崩れを軽くするためです。

大物が入るサイズのネットを1枚用意しておくと安心ですね。毛布がまるごと入る特大サイズなら、ふくらむ洗濯ネット 特大50(毛布・大物洗い用)あたりが扱いやすいと思います。

乾燥機は使えない

もうひとつ、mofuaがはっきり書いているのが乾燥機です。

繊維を傷める可能性があるため避ける、とされています。

漂白剤や蛍光増白剤入りの洗剤も同じく避ける対象です。

つまり洗ったら干すしかありません。

厚手のものは冬場だと一日では乾かないこともあります。毎日着るつもりなら、洗い替えをどうするかまで考えて買うのが正解です。

着たまま寝るのはあり?

着る毛布を買った人がだいたい一度はやるのが、そのまま寝落ちすることです。危険というほどではないものの、気をつけたい点が3つあります。

寝汗で逆に冷える

布団の中で着る毛布まで着ると、当然ながら暑くなります。

汗をかいたあと、その汗が冷えて体温を奪う。冬に風邪をひくパターンとしてよくある流れですね。

寝るときは脱ぐか、寝具を一枚減らして調整するのがおすすめです。

寝返りで首元が締まることがある

フード付きやベルト付きのタイプは、寝返りを打つと位置がずれます。

首まわりに巻きついたり、ベルトがねじれたり。大人なら目が覚めて直せますが、小さい子どもだとそうもいきません。

子どもの就寝時は、着る毛布よりスリーパーのほうが向いています。

電気毛布との併用には注意

着る毛布そのものは電気を使わないので、発熱しません。

ただ電気毛布と重ねて使うと、熱がこもって低温やけどのリスクが上がります

電気毛布側の注意点は電気毛布はデメリットだらけ?体に悪い噂の真相と正しい使い方にまとめてあるので、両方使う予定の方は先に目を通しておいてください。

子どもに着せるときの注意

キッズサイズの着る毛布も売られています。ただ大人と同じ感覚で選ぶと、思わぬところでつまずきます。子ども特有の注意点を3つ挙げておきます。

裾を踏んで転ぶ

大人向けのロング丈は、床すれすれまで届く長さ。

これを子どもが引きずると、階段や段差で裾を踏んで転倒します

「大きめを買って長く着せる」は、着る毛布に関してはやめたほうがいい考え方です。

子どもに着せるなら、今の身長に合ったキッズサイズを選んでください。

裾が汚れてホコリを集める

これは我が家が買わなかったもう一つの理由でもあります。

床につく丈のものを着て歩き回れば、裾が床のホコリを集めます

子どもは食べこぼしもしますし、玄関まで走っていくこともある。汚れるたびに洗うとなると、乾燥機が使えない以上かなりの手間です。

短めの丈を選ぶだけで、この問題はほぼ起きなくなります。

火のそばには近づけない

先ほどのNITEの注意喚起は、子どもにこそ当てはまります。

着る毛布を着た子どもが、料理中の台所をのぞきに来る。

よくある光景ですが、台所には入らせないと決めておくほうが安全ですね。

デメリットを減らす選び方5つ

ロング丈とショート丈の着る毛布を選び比べる様子

ここまで7つのデメリットを見てきました。ではどう選べば避けられるのか。買う前にチェックしてほしい5点をまとめます。

丈は短めを選ぶ

転倒も、裾の汚れも、動きにくさも、原因の多くは丈の長さです。

床につかない丈、目安としてはひざ下からくるぶしの間で止まるものを選んでください。

家事をする時間が長い方なら、ひざ丈くらいでも十分暖かく過ごせます。

静電気防止加工の有無を確認する

商品説明に「静電気防止」「帯電防止」と書かれているかどうか。まずはここを見てください。

加工があるだけで、冬場のストレスがかなり変わります。

書かれていない場合は、柔軟剤とスプレーで補う前提で考えましょう。

袖の形を見る

家事をしながら着るなら、袖口がリブ(ゴム)で締まっているタイプが使いやすくなります。

広がった袖はコンロの火にも近づきやすく、水仕事でも濡れます。

逆に、ソファでくつろぐ用途だけなら、ゆったりした袖でも困りません。

洗濯表示を先に見る

「洗濯機OK」と書かれていても、条件つきのことがあります。

ネット使用、単独洗い、弱水流。このあたりの指定を買う前に確認しておくと、あとで慌てません。

そもそも家の洗濯機に入る厚みなのか、というのも意外な落とし穴です。

重さをチェックする

着る毛布は、暖かさを求めるほど重くなります。

重いと肩が凝りますし、子どもは嫌がって着てくれません。

吸湿発熱素材の軽量タイプなら、薄手でも暖かさを確保できます。

デメリットが出にくい着る毛布5選

ここまでの5つのチェックポイントを踏まえて、弱点をつぶしやすい製品を選びました。価格は執筆時点のものなので、最新はリンク先でご確認ください。

順位商品名特徴価格
1位静電気が起きにくい 着る毛布 ロング(足まで隠れるタイプ)静電気防止加工つき2,980円
2位WAYSHOME 着る毛布 超軽量 袖リブ・フード付き(男女兼用)超軽量・袖リブで家事向き2,980円
3位着る毛布 ショート丈85cm/ロング丈110cm(フリーサイズ)ショート丈が選べる2,280円
4位グルーニー 着る毛布 ルームウェア(ロング・ショート)定番モデル・洗濯機対応3,990円
5位なまけmoco 着る毛布 キッズ 静電気防止加工(猫耳フード)子ども用・静電気防止加工4,180円

1位:静電気防止加工の着る毛布

静電気が起きにくい 着る毛布 ロング(足まで隠れるタイプ)

静電気が起きにくい 着る毛布 ロング(足まで隠れるタイプ)は、冬場のいちばんの不満である静電気に正面から対応した一枚です。

静電気が起きにくい加工がされているので、脱ぐときのパチッが軽くなります。

足まで隠れるロング丈なので、家事より「座って過ごす時間」が長い方に向いていますね。

2位:超軽量で袖が締まるタイプ

WAYSHOME 着る毛布 超軽量 袖リブ・フード付き(男女兼用)

WAYSHOME 着る毛布 超軽量 袖リブ・フード付き(男女兼用)は、袖口がリブになっていて、家事をしながらでも扱いやすい形です。

超軽量をうたっているので、肩の負担も抑えられます。

フード付き・ボタンタイプで男女兼用。家族で兼用したい場合にも選びやすいでしょう。

3位:丈が選べるタイプ

着る毛布 ショート丈85cm/ロング丈110cm(フリーサイズ)

着る毛布 ショート丈85cm/ロング丈110cm(フリーサイズ)は、ショート丈85cmとロング丈110cmから選べます。

裾を踏む心配も、床のホコリを集める心配も、短いほうを選べば解決します。

家の中を動き回る時間が長いなら、迷わずショート丈がおすすめです。

4位:定番の着る毛布

グルーニー 着る毛布 ルームウェア(ロング・ショート)

グルーニー 着る毛布 ルームウェア(ロング・ショート)は、着る毛布というジャンルの定番として長く売れているモデルです。

ロング丈とショート丈の両方が用意されていて、洗濯機で洗えます。

どれを選べばいいかわからない、という方は、まずここから見てみるといいですね。

5位:子ども用の着る毛布

なまけmoco 着る毛布 キッズ 静電気防止加工(猫耳フード)

なまけmoco 着る毛布 キッズ 静電気防止加工(猫耳フード)は、キッズサイズで静電気防止加工までついた一枚です。

猫耳フードつきなので、子どもが自分から着たがるデザインになっています。

子ども用を選ぶときは、繰り返しになりますが今の身長に合ったサイズを。大きめを買わないでください。

一緒に用意したいアイテム5選

着る毛布のデメリットは、道具でつぶせるものがかなりあります。同時に買っておくと後悔が減るものを5つ挙げます。

順位商品名解決するデメリット価格
1位ふくらむ洗濯ネット 特大50(毛布・大物洗い用)洗濯での毛玉・型崩れ1,080円
2位静電気ラボ 静電気防止スプレー 300g静電気1,683円
3位テスコム 毛玉取り TKD50A-W(コンセント式)毛玉2,779円
4位日本製 ブーツ型スリッパ すべり止め付き(洗える・軽量)足元の冷え・転倒3,800円
5位フラン 3wayブランケット 大判・スナップボタン付き丈の長さ・家事のしにくさ2,980円

1位:大物が入る洗濯ネット

ふくらむ洗濯ネット 特大50(毛布・大物洗い用)

ふくらむ洗濯ネット 特大50(毛布・大物洗い用)は、毛布までまるごと入る特大サイズのネットです。

mofuaが「必須」と書いているとおり、ネットに入れるかどうかで毛玉のできかたが変わります。

着る毛布と同時に買っておきたい一枚ですね。

2位:静電気防止スプレー

静電気ラボ 静電気防止スプレー 300g

静電気ラボ 静電気防止スプレー 300gは、着る前にひと吹きしておくタイプのスプレーです。

静電気防止加工がない着る毛布を選んだ場合は、これで補えます。

コートやマフラーにも使えるので、冬のあいだ玄関に置いておくと便利でしょう。

3位:電動の毛玉取り

テスコム 毛玉取り TKD50A-W(コンセント式)

テスコム 毛玉取り TKD50A-W(コンセント式)は、コンセント式でパワーが落ちない毛玉取りです。

着る毛布は面積が広いので、電池式だと途中で力が弱まることがあります。

毛玉さえ取れれば見た目はかなり戻るので、買い替えを1シーズン先延ばしにできます。

4位:滑り止め付きのルームシューズ

日本製 ブーツ型スリッパ すべり止め付き(洗える・軽量)

日本製 ブーツ型スリッパ すべり止め付き(洗える・軽量)は、すべり止めがついた日本製のスリッパです。

着る毛布を着ても足元は冷えたまま、という不満は、ここを埋めると解消します。

裾の長いものを着るときは足元が見えにくくなるので、滑りにくさで選んでおくと安心ですね。

5位:3wayで使えるブランケット

フラン 3wayブランケット 大判・スナップボタン付き

フラン 3wayブランケット 大判・スナップボタン付きは、ひざ掛けにも羽織りにも使える大判のブランケットです。

スナップボタンで留めれば、簡易的な着る毛布として使えます。

「まずは試してみたい」という段階なら、こちらのほうが失敗しにくいはずです。

買わずに済ませる選択肢

ここまで読んで「やっぱり合わないかも」と感じた方へ。着る毛布を買わない場合の選び方も書いておきます。実際、我が家は買っていません。

厚手のルームウェアとエアコン

我が家の冬は、厚手のルームウェアとエアコンで乗り切っています。

着る毛布を買わなかった理由は2つ。洗濯が面倒そうなことと、裾が汚れそうなことでした。

子どもが小さいと、着るものは高い頻度で洗うことになります。乾燥機が使えない厚手のものを毎週洗う流れが、どうにも想像できませんでした。

もちろんこれは我が家の事情です。洗い替えを2枚用意できるなら、話は変わってきます。

逆に言えば、洗濯の手間を引き受けられるかどうか。ここが買うか買わないかの分かれ目でした。

上半身だけの肩当て・ケープ

裾の汚れが気になるなら、そもそも床に届かないものを選ぶ手もあります。

シープタッチケープ 肩当て(前開き・もこもこ)のような肩当てタイプなら、洗濯も楽ですし、歩き回っても裾を踏みません。

肩と首まわりを温めるだけでも、体感はけっこう変わります。

暖房費との兼ね合いで考える

着る毛布をすすめる文脈では、暖房の設定温度を下げられるので電気代が浮く、とよく言われます。

ただ、これは着る毛布を着たまま過ごす時間が長い家庭に限った話です。

家事や送り迎えで動き回っていて、座っている時間が短いなら、節約効果はそこまで期待できません。

自分の家の過ごし方に当てはめて考えてみてください。

まとめ|デメリットは選び方でほぼ潰せる

着る毛布のデメリットを7つ見てきました。

おさらいすると、押さえるべきは次の3点です。

  • 火のそばでは脱ぐ。国の注意喚起でも、裾や袖が広がった服は着火の元とされている
  • 丈は短めを選ぶ。転倒、裾の汚れ、動きにくさがまとめて解決する
  • 洗濯の手間を先に想像しておく。乾燥機が使えないので、洗い替えの有無が続くかどうかを分ける

逆に言えば、この3つさえ意識しておけば、着る毛布は冬のあいだ頼れる一枚になります。

同じ冬の防寒では、裏起毛は何度から?気温の目安と室内で失敗しない重ね着のコツも参考になるはずです。合わせて読んでみてください。