電気毛布はデメリットだらけ?体に悪い噂の真相と正しい使い方

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「電気毛布って体に悪いって聞くけれど、本当なんでしょうか」

「電磁波とか低温やけどとか、実際のところどうなの?」

あたたかいのは魅力なのに、寝ている間ずっと肌のそばにあるものだから、つい慎重になりますよね。

この記事では、デメリットと言われている点をひとつずつ、公的機関やメーカーが出している情報にあたって確かめていきます。

読み終える頃には、心配な部分だけ対策して、気持ちよく使えるようになるはずです。

目次

電気毛布に「デメリットが多い」「体に悪い」と言われる理由

電気毛布のデメリットが気になって考え込むもにゅらのイラスト

電気毛布は体に悪いのでは、と気になって調べる方も多いようです。

ただ中身をほどいてみると、心配の種類はだいたい4つに分かれるんですよね。

電磁波、低温やけど、火災、そして乾燥。

どこまでが確かめられている話なのか、順番に見ていきます。

電磁波・低周波が心配されているから

電気毛布は電気を流して発熱させる仕組みなので、動かしている間は電磁界が出ます。

これが「電磁波が体に悪いのでは」と言われるもとですね。

ただ、ここは正直に書いておきたいところ。

電気毛布を名指しで危険だと注意喚起している公的機関の資料は、調べた範囲では見つかりませんでした

  • 総務省の指針が扱っているのは携帯電話などの電波(高周波)
  • 家電が出す低周波の電磁界について、電気毛布を個別に扱った記載は見当たらない
  • メーカーは公式FAQで自社の見解を示している

総務省が公開している電波防護指針は、携帯電話などが出す電波(高周波)を対象にした基準です。

家電が出す低周波の電磁界について、電気毛布を個別に取り上げた記載はありません。

メーカー側の見解としては、パナソニックが公式FAQで電磁波の影響について回答を出しています。

つまり現状は、「危険」とも「絶対に安全」とも言い切れないという状態です。

それでも気になるなら、電磁波カットをうたったモデルを選ぶ、あるいは寝る前だけ温めて就寝時は切る。そんな距離の取り方もあります。

低温やけどのリスクがあるから

こちらは、公的機関がはっきり注意を呼びかけている項目です。

東京都の東京くらしWEBによると、低温やけどが起きる目安は44℃で3〜4時間、50℃なら2〜3分とされています。

44℃はお風呂よりちょっと熱いくらいの温度。

触った瞬間に「熱い!」とはならない温度だからこそ、やっかいなんですよね。

気づいたときには皮膚の深いところまで傷んでいることがあります。

消費者庁も電気毛布の表示のページで、低温やけどへの注意に触れています。

とくに注意したいのは、眠っている間・お酒を飲んだあと・小さな子どもや高齢者が使うとき。

いずれも「熱い」と感じて動く反応が鈍くなる場面です。

火災・断線の事故が起きているから

製品評価技術基盤機構(NITE)は、製品安全情報マガジンで電気毛布などの事故に注意を呼びかけています。

原因として挙げられているのが、折り曲げやしわによる内部ヒーター線の断線

電気毛布の中には細いヒーター線が張りめぐらされていて、同じ場所で何度も折られると傷みます。

傷んだ部分に電気が集中すると、そこが異常に熱くなって発火につながるわけですね。

たたんだまま通電する、ベッドと壁の隙間に押し込む、洗濯機で強くねじる。

こうした扱いが断線の引き金になります。

事故は寒さがピークを迎える2月ごろに多いと報告されています。

乾燥・静電気が気になるから

これは事故というより使い心地の話。

一晩じゅう布団の中を温め続けると、布団内の空気が乾きやすくなります。

朝起きたときにのどがいがらっぽい、肌がかさつく、脱ぐときにパチッとくる。

思い当たる方もいるのではないでしょうか。

こちらは加湿器を併用したり、タイマーで運転時間を区切ったりすれば、だいぶ和らぎます。

電気毛布のデメリットを減らす使い方

電気毛布のタイマー設定を確認するもにゅらのイラスト

心配の中身が分かったところで、対策に移ります。

どれも道具を買い足さずにできることばかり。

この3つを押さえるだけで、上に挙げたリスクはかなり小さくできます。

就寝中はタイマーで切る

いちばん効くのが、寝ている間は動かさないことです。

パナソニックも公式FAQの電気毛布の使い方で、あらかじめ温めておいて就寝時は切る使い方を案内しています。

布団は一度温まれば、体温だけでもしばらく暖かさが保たれます。

つけっぱなしをやめるだけで、低温やけども乾燥も同時に減らせるんですよね。

自分で消す自信がないなら、切タイマー付きのモデルを選んでおくと確実です。

PSEマークで安全な製品を選ぶ

電気毛布は電気用品安全法の対象で、国内で販売する製品にはPSEマークの表示が義務づけられています。

本体のタグや取扱説明書、製品パッケージを見れば書いてあります。

表示が見当たらない激安品は避けたほうが安心です。

温度が上がりすぎたときに電源を切る保護回路も、この基準に沿って設計されています。

価格だけで選ばない。ここはそこに尽きますね。

コードの傷み・しわを定期点検する

シーズンの初めに、広げて全体を見る習慣をつけましょう。

見るポイントは3つ。

  • コントローラーやプラグの付け根が硬くなっていないか
  • 毛布の表面に焦げ・変色・ふくらみがないか
  • 同じ場所に強い折りジワが残っていないか

ひとつでも当てはまったら、その年は使わない判断でかまいません。

なお寿命の年数の目安は、メーカー公式の記載を確認できませんでした。

年数より、いま手元にある一枚の状態で決めるほうが確実です。

電気毛布にはこんなメリットもある

電気毛布であたたまりながらくつろぐもにゅらのイラスト

ここまで注意点を並べましたが、電気毛布が支持されているのには理由があります。

デメリットとあわせて見ておくと、自分に必要かどうかを判断しやすくなりますよ。

電気代を抑えやすい

電気毛布は、体の近くだけを温める暖房です。

部屋全体の空気を温めるエアコンやオイルヒーターと比べると、一般に消費電力は小さめ。

ただし具体的な金額は、製品の消費電力・設定温度・使う時間でまるきり変わります。

メーカー公式で横並びの比較データを確認できなかったので、ここでは数字の断定は控えます。

気になる方は、製品ページの「消費電力(W)」の数字を見比べてみてください。

湯たんぽ・着る毛布より扱いやすい

お湯を沸かす手間がなく、温度が途中で下がらないのが電気毛布のいいところ。

それぞれの性格を並べると、こうなります。

アイテム電源あたたかさの持続気をつける点
電気毛布必要切るまで一定低温やけど・断線
湯たんぽ不要朝までに冷めるお湯の準備・やけど
着る毛布不要体温しだい寝返りで乱れる
ホットカーペット必要切るまで一定床面のみ・低温やけど

寝る前に準備する余裕があるかどうかで、選ぶものは変わってきますね。

【ランキング】安全性重視で選ぶ電気毛布5選

ここからは、実際に選ぶときの候補を5つ挙げます。

タイマーの有無・丸洗いできるか・掛け敷き兼用かを軸に、国内メーカーから選びました。

価格はいずれも執筆時点のもので、最新の情報はリンク先を確認してください。

順位商品価格(執筆時点)特徴
1位山善 電気掛敷毛布 YMS-PTS42(省エネぐっすりモード・タイマー付)6,980円切タイマー付き・本体丸洗い可・掛け敷き兼用
2位コイズミ 電磁波カット 電気敷毛布 KDS-50256D6,998円電磁波カット仕様・洗える敷きタイプ
3位パナソニック 電気掛敷毛布 DB-R31M-C12,800円大手メーカーの掛敷兼用・室温センサー搭載
4位コイズミ ここちよい電気毛布 KDK-7523014,880円掛け敷き兼用188×120cm・切タイマー付き
5位山善 両面フランネル 電気掛敷毛布 EMS-FK16,980円両面フランネル・肌ざわり重視

1位 山善 電気掛敷毛布 YMS-PTS42(省エネぐっすりモード・タイマー付)

山善 電気掛敷毛布 YMS-PTS42(省エネぐっすりモード・タイマー付)

山善 電気掛敷毛布 YMS-PTS42(省エネぐっすりモード・タイマー付)は、この記事で挙げた対策をひと通り満たしてくれる一枚です。

切タイマーが付いているので、寝る前に温めて自動で切る使い方がそのままできます。

本体を丸洗いできるため、シーズン終わりの手入れもしやすいですね。

掛けても敷いても使えるので、家族で使い回しやすいのも助かる点です。

2位 コイズミ 電磁波カット 電気敷毛布 KDS-50256D

コイズミ 電磁波カット 電気敷毛布 KDS-50256D

コイズミ 電磁波カット 電気敷毛布 KDS-50256Dは、電磁波が気になって踏み切れない方に向くモデルです。

電磁波カットをうたった仕様で、140×80cmの敷きタイプ。

先に書いたとおり電磁波の健康影響が公的に確認されているわけではありませんが、気持ちの引っかかりを減らせるのは大きいでしょう。

洗えるので清潔さも保てます。

3位 パナソニック 電気掛敷毛布 DB-R31M-C

パナソニック 電気掛敷毛布 DB-R31M-C

パナソニック 電気掛敷毛布 DB-R31M-Cは、大手メーカーの安心感で選ぶならこれ、という一枚。

掛敷兼用タイプで、室温に合わせて温度を調整する機能を備えています。

部屋が冷え込む夜も、暖かくなりすぎる夜も、極端に振れにくいのがありがたいところ。

取扱説明書やサポート体制がしっかりしている点も、長く使ううえでは効いてきます。

4位 コイズミ ここちよい電気毛布 KDK-75230

コイズミ ここちよい電気毛布 KDK-75230

コイズミ ここちよい電気毛布 KDK-75230は、188×120cmと大きめで、掛け毛布として使いたい方に向きます。

切タイマーを備えていて、就寝中に自動で止める使い方ができますね。

水洗いに対応しているので、ひざ掛けとしてリビングで使っても手入れが楽。

1枚で家じゅう回したい方に合う一枚です。

5位 山善 両面フランネル 電気掛敷毛布 EMS-FK1

山善 両面フランネル 電気掛敷毛布 EMS-FK1

山善 両面フランネル 電気掛敷毛布 EMS-FK1は、肌ざわりを優先したいときの選択肢。

両面フランネル仕上げで、電気毛布にありがちな「敷いた面がごわつく」感じが出にくくなっています。

140×80cmと188×130cmの2サイズ展開で、敷きにも掛けにも回せます。

直接肌に触れる時間が長いものだけに、この差は意外と大きいですよ。

【ランキング】電気毛布に迷ったら検討したい代替アイテム3選

読んでみて「やっぱり電気は避けたいかも」と思った方へ。

寝床を温める方法は、電気毛布だけではありません。

電源を使わないもの、床から温めるもの、それぞれ性格が違います。

順位商品価格(執筆時点)特徴
1位立て置きできる湯たんぽ 2.8L(日本製・専用カバー付)1,750円電源不要・日本製・カバー付き
2位mofua 着る毛布 プレミアムマイクロファイバー3,490円着たまま過ごせる・洗える
3位TEKNOS ホットカーペット 1畳 HC-IR1003,780円床から温める・1畳サイズ

1位 立て置きできる湯たんぽ 2.8L(日本製・専用カバー付)

立て置きできる湯たんぽ 2.8L(日本製・専用カバー付)

立て置きできる湯たんぽ 2.8L(日本製・専用カバー付)は、電気を使わずに寝床を温めたい方の第一候補です。

2.8Lと大きめなので、お湯が冷めにくく朝まで持ちやすいのが特徴。

立てて置ける形なので、お湯を入れるときにこぼしにくいのも助かります。

ただし湯たんぽも低温やけどは起こります。カバーを必ず付けて、直接肌に当て続けないでくださいね。

2位 mofua 着る毛布 プレミアムマイクロファイバー

mofua 着る毛布 プレミアムマイクロファイバー

mofua 着る毛布 プレミアムマイクロファイバーは、寝る前のリビングタイムから体を冷やしたくない方に向きます。

マイクロファイバー素材で軽く、フード付きなので首まわりまでカバーできます。

家庭で洗えるため、毎日着ても清潔を保てるのがいいところ。

電源が要らないので、停電時にも役に立ちます。

3位 TEKNOS ホットカーペット 1畳 HC-IR100

TEKNOS ホットカーペット 1畳 HC-IR100

TEKNOS ホットカーペット 1畳 HC-IR100は、寝床ではなく足元から温めたいときの選択肢です。

1畳サイズなら、デスクの下やソファの前だけをピンポイントで温められます。

折りたたんで収納できるので、シーズンオフの置き場所にも困りません。

こちらも長時間同じ姿勢で乗り続けると低温やけどの危険がありますので、こまめに体勢を変えてください。

電気毛布を買う前に知っておいてほしいこと

ここまで読んで「うちには合うかも」と思った方にも、先に伝えておきたいことがあります。

電気毛布が向いていないのは、次のような場面です。

  • 自分で「暑い」と伝えられない年齢の子どもが使う
  • 体の感覚が鈍くなる持病がある方が使う
  • お酒を飲んで眠るとき
  • 寝床で使ったまま朝までつけっぱなしにしてしまう

いずれも、熱さに気づいて動く体の反応があてにできない場面です。

小さなお子さんの寝冷え対策なら、電気に頼らない方法もあります。

着せて寝かせるタイプについてはスリーパーの効果の記事にまとめてありますので、あわせてどうぞ。

また、コントローラー部分は水に弱い設計です。

洗える製品でも、コントローラーを外さずに洗うのは故障のもとです。取扱説明書の手順を必ず確認してください。

電気毛布のデメリットについてよくある質問

Q. 妊娠中に使っても大丈夫?

妊娠中の電気毛布の使用を制限する、公的機関の明確な注意喚起は確認できませんでした。

ただし体温が上がりすぎる状態は避けたほうがよいとされるので、設定温度は低めにして、就寝時は切る使い方が無難でしょう。

心配なときは、かかりつけの医師に相談してみてください。

Q. 一晩中つけっぱなしはだめ?

絶対にだめとまでは言えませんが、おすすめはしません。

低温やけども乾燥も、通電し続けることで起きやすくなるからです。

寝る前に温めておいて、布団に入るタイミングで切る。これがいちばん手軽な対策になります。

Q. 電気毛布の寿命は何年くらい?

メーカー公式で「何年」と明記された記載は見つけられませんでした。

年数で決めるより、コードの傷み・焦げ・折りジワといった状態で判断するほうが確実です。

シーズンの初めに広げて点検する、を習慣にしましょう。

Q. 子どもに使ってもいい?

暑さを自分で伝えられる年齢なら、低めの温度でタイマーを使う前提で問題ないでしょう。

それより小さいお子さんには、寝具や着るもので調整するほうが安心です。

冬の服選びに迷ったら裏起毛は何度からの記事も参考になりますよ。

まとめ|デメリットを知れば電気毛布は正しく使える

電気毛布のデメリットとして語られるのは、電磁波・低温やけど・火災・乾燥の4つでした。

このうち公的機関がはっきり注意を呼びかけているのは、低温やけどと断線による火災です。

電磁波については、危険だと確認された資料も、絶対安全だと保証する資料も見つかりませんでした。

そして対策は、拍子抜けするほどシンプル。

  • タイマーで就寝中は切る
  • PSEマークのある製品を選ぶ
  • シーズン初めにコードとしわを点検する

この3つで、心配されているリスクの大半は小さくできます。

「体に悪いらしい」の一言だけで手放してしまうのは、少しもったいない気がしませんか。

中身を分けて見れば、電気毛布は冬の頼れる相棒になってくれますよ。