正義より権力が勝ってしまう理不尽な世の中

池袋暴走事故の加害者は何故逮捕されないのか

2019年4月19日に東京都池袋で飯塚幸三氏が運転する車が暴走し、死者2名、負傷者10名の被害が出る悲惨な事故が起きました。
事故が発生してから1ヶ月近くが経過しますが、未だに加害者の飯塚幸三氏は逮捕されていません。

逮捕されない理由として「逃亡する恐れや犯罪の証拠を隠滅する恐れがないこと」が挙げられています。

このことについて多くの国民が疑問を抱いています。

直後の4月21日には神戸でバスの運転手が赤信号で発進し、横断歩道を渡る歩行者二人が死亡する事故がありました。
この時、加害者の男性は現行犯逮捕されています。
逃亡する素振りも証拠隠滅することもなかったのに、この運転手は逮捕されたのです。
このような書き方をすると逮捕されるのがおかしいというニュアンスに聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
飯塚幸三氏の事例を基に考えると、この結果に違和感があるということです。

以後、乗用車が歩行者を轢いてしまう事故は他にも発生していますが、逃亡・証拠隠滅をしなくても、いずれも現行犯逮捕されています。

そもそも飯塚幸三氏の場合、事故直後にSNS等の個人情報を削除しているので、逃亡や証拠隠滅をしなかったということを逮捕しなかった理由にするには無理があります。
逮捕できない理由を無理矢理作ったとしか言えませんね。

飯塚幸三氏は事件後真っ先に、個人情報を削除した

飯塚幸三氏は事故直後、被害者のことよりも真っ先に自分の保身に走りました。
普通、人を轢いてしまったら被害者のもとへ駆け寄ると思いますが、彼は被害者には目もくれず息子に電話をしたのです。
事件直後に彼のフェイスブックのアカウントが削除され、電話も不通になったことから息子に指示したと思われます。

なぜ、そのようなことをする必要があるのか。

それは、自分が加害者であることを自覚しているからではないでしょうか。
加害者意識があるのにも拘わらず、飯塚幸三氏は逮捕されていません。
すぐに逮捕と至らなかった理由として、加害者が怪我をして入院しているからとの意見もありますが、飯塚氏は入院するほどの大怪我をしているとは思えません。
それに、加害者が怪我をしても現行犯逮捕された事例はいくらでもあります。

飯塚氏が国に圧力をかけているのか、国がよくわからない忖度とやらで、かばっているのか知りませんが、そこに正義はありません。

同じような事故を起こしても、逮捕される人もいれば逮捕されない人もいます。

その違いは何でしょうか。

権力があるかないか、それだけです。

何をやったかよりも誰がやったかで、事実はいくらでも書き換えられます

芸能界の不倫騒動でも同じことが言える

2016年には「ゲス不倫」という言葉が流行語に選ばれるほど、芸能界では不倫のニュースが世間を賑わせていました。
ここでも、やはり不倫をしたことで、叩かれる人と叩かれない人が存在しました。

若手タレントや若手議員が不倫をした時は、容赦なく叩かれていました。
悪いことをしたのだから、当然と言えば当然です。

しかし、大物俳優の不倫が報じられたときは周りの反応が違いました。
不倫をしたという事実は他の人と変わらないのに、なぜか擁護する人が多かったのです。

権力者は何をしても許される日本社会

池袋で起きた事故は、起こるべくして起こった事故です。
飯塚幸三氏は、自分の足が悪いという自覚があるのに、運転することを止めませんでした。
これは、飲酒運転よりも危険な運転をし続けていたといっても過言ではありません。
その結果、2名の尊い命を奪い、多くの負傷者も出してしまいました。
それだけの事件を起こした人が過失運転致死傷罪で逮捕されないというのであれば、もはや法律の意味がありません。
「上級国民」だから逮捕されないと揶揄されて当然ですね。

不倫の話は家族の問題なので、とやかく言うつもりはありませんが
何事においても、「大物だから許される」という風潮は間違っています。

世の中には、明らかに正しいことが権力の前に屈してしまうことが多々あります。
未だに階級社会が強く根付いていることが原因です。
社会的立場が強い人には、悪いことを悪いと言えない。
そんな世の中が続く限り、これからも理不尽な出来事は起こり続けるでしょう。