2019参議院選挙の投票率が低すぎる。国民はもっと投票に行くべき理由

2019年7月21日(日)は参議院選挙の日でしたね。

選挙速報を見ながらの投稿となるので、一部不確かな情報がありますが、ご容赦ください。

今回は、参議院選挙の投票率が低すぎる。国民はもっと選挙に参加すべきというお話をします。

投票率が50%を下回る見込み

2019年7月21日(日)投票日当日の22時現在の情報ですが、どうやら今回の選挙の投票率は期日前投票を含めても50%を下回る見通しのようです。

6月に老後資金2,000万円不足が明らかになり、国民の政治に関する関心は高まってきているはずなのに約半数の有権者が投票に行かないというのは私としては不思議でなりません。

もし投票率が50%を切れば1995年の参議院選以来の出来事となります。

私は現在33歳ですが、選挙には毎回参加をしています。

どこの政党に投票するか、誰に投票するかによって日本の将来、自分の将来が大きく変わる可能性があります。個人的に選挙は楽しみなイベントなのですが、残念ながら半数の有権者にとっては無関心なイベントのようです。

投票に行かない人は政治家に文句を言う資格がない

老後資金2,000万円問題で不満を抱えている人は、選挙で意思表示(投票)をしたのでしょうか?

もちろん、政治の問題はそれだけではありません。

恐らく全国民が日本の政治に対して何らかの不満を抱えているはずです。

にも関わらず、投票率が50%にも満たないというのは異常な数値と言えるのではないでしょうか?

中には日本の政治には何の不満もないし、政治家がどんな政策を実行しようが今後も口出しする気がないという人もいるかもしれません。

そのような人は投票に参加する必要はありません。

しかし、今よりもより良い生活を望んでいるのであれば、選挙に行って支持する候補者に投票するという行為をする必要があります。

  • 「政治家は信用できない」
  • 「誰に投票しても変わらない」

と言った具合に、政治家に失望してあえて投票しないという人もいるでしょう。

しかし、投票に行かないということは政治に関与しないことを意味します。

つまり、政治家に文句を言う資格がないということです。

政治家は、国民の代表として選ばれています。

1億人以上いる日本国民が国会議事堂に集結することは不可能なので、国民の代表である政治家に国民一人ひとりの意思を託すしかないのです。

国民一人ひとりの意思を託す場が選挙になります。

ということで、政治家が信用できないとしても立候補してくれる人がいる以上、その中から誰かを選んで投票しなければいけません。

どうしても誰も信用できないというのであれば、無記名で投票するか、どうぞご自身が立候補してください。

国民の無知と無関心が最大のリスク

老後資金2,000万円問題もそうですが、日本の政治の実態を知らずに日々を過ごしている人が多すぎます。

自分が納めてきた年金の額やねんきん定期便も見ずに、将来自分は年金だけで暮らしていけると過信していた人たちが現実を突きつけられてデモを起こすのは無知の証拠です。

日頃から将来を見据えて生活している人達は2,000万円問題が発表される前から、将来のために貯金や資産運用をしています。

細かい数字を見なくても、少子高齢化社会になっていることを考えれば将来充分な年金を受け取ることが困難であることは容易に想像できます。

戦後の高度経済成長期の日本の人口動態は綺麗な三角形をしていました。

高齢者が少なく、子供や現役で働いている世代の人口が多かった時代です。

1965年頃の年金制度は胴上げ型と言って現役世代9人で1人の高齢者を支えているような状況でした。

しかし、現在では2~3人で1人の高齢者を支える時代になっています。

現在から30年後の2030年頃には肩車型と言って現役世代1人が高齢者1人を支えて行かなければいけない時代になると言われています。

それでも、自分は年金だけで生活できると思いますか?

政治家に年金をちゃんと払え!という前に今まで自分が納めてきた金額が老後何年で回収できるのか試算してみましょう。

実態を知れば、そんなに文句は言えないのではないのでしょうか?

年金だけで十分な生活が送れないのであれば、自分で貯めるしかないのです。

金融庁も国民に対して無責任に2,000万円、自分で用意しろと言っているわけではありません。

つみたてNISAやiDeCoといった資産運用の提案をしています。

賢い国民は早くからこのことに気付き、年金をあてにせずに資産運用をしています。

一方で、2,000万円問題を初めて知った国民は動揺しています。

今からでも金融庁がアドバイスした通り、つみたてNISAやiDeCoを始めようと決意した人は良いのですが、問題はそれでもなお行動を起こさない人達です。

なんだかんだ言っても政治家がなんとかしてくれるだろうと根拠のない自信で他力本願な人は将来路頭に迷うリスクが高まります。

政治について無知・無関心でいることはリスクにしかなりません。

  • 政治のことはよくわからない
  • 誰に投票すれば良いのかわからない

そのような理由で投票に行かない人も多いと思います。

政治のことについて無知・無関心でいると2,000万円問題のような事実を知った時に、焦ってどうすれば良いのかわからなくなってしまいます。

まずは自分の興味のあることから勉強してみましょう

誰に投票したら良いのかわからないという方は、まずは身近な問題から考えてみることをおすすめします。

私は30代で妻子がいますが、身近な問題と言えば年金問題、子育て問題なんかが当てはまります。

年金問題、子育て問題について調べていくと、どんな課題があって、それぞれの政党や候補者はどんなマニフェストを掲げているか、候補者はどのような実績を残してきたのかといった情報を収集できます。

このように順を追って調べれば、マニフェストが共感できる政党や候補者が自然と見つかります。

私の場合は年金や子育て問題以外にも関心のあるテーマが複数あるので、それらのテーマを総合的に判断して投票を行いました。

政治に興味が湧けば自然と選挙に行きたくなる

私は20代の頃から毎回選挙に参加しています。

といっても20代の頃は政治について大した知識も興味もなく、なんとなくイメージで誰かを選び投票していました。

その頃はというと、とりあえず選挙に参加してただけで結果はあまり気にしていませんでした。

しかし、近年は政治についてそれなりに勉強して投票に行くようになりました。

その結果、投票に行くことがとても楽しみになりました。

選挙速報を見るのも趣味になりました。

興味を持つと何事も楽しくなってくるものです。

今まで政治について無関心で投票に行かなかった方は、身近なテーマからでよいので一度真剣に調べてみることをおすすめします。

興味が湧くと投票に行ってみたいという気になるのではないでしょうか?

私は日本を良くするためには、国民一人ひとりが政治に興味を持って選挙に参加する(投票に行く)ことが大事だと考えています。

国民一人ひとりの政治意識が高まれば、政治家のレベルも上がります。

なぜなら国民が賢くなればなるほど、国民の代表である政治家を監視する能力が高まるからです。