湯たんぽの充電式は危険?爆発・低温やけどの事故とPSEマークの見分け方を解説

本記事はPRを含みます

充電式の湯たんぽって、爆発したりしないのかな。

お湯を沸かさずに使えて手軽そうなのに、「危険」という言葉が一緒に出てくると、カートに入れる手が止まりますよね。

結論からいうと、事故は実際に起きています。ただ、その中身をたどっていくと、避けようのない事故ばかりではありませんでした。

この記事では、消費者庁とNITE(製品評価技術基盤機構)が公表した事故データをもとに、何がどう危ないのかPSEマークを使った安全な製品の見分け方をまとめます。

読み終わるころには、買っていいのか・避けたほうがいいのかを、自分の家の使い方に照らして判断できるはずです。

目次

充電式湯たんぽは危険?

充電式湯たんぽを前に考えこむ様子

いきなり答えを書いてしまうと、「充電式湯たんぽという製品そのものが危険」ではありません。

危ないのは、規制の外にある製品を選ぶことと、取扱説明書に反した使い方のほうです。

まずはこの記事全体の結論を3つに整理しておきます。

事故の中心は「破裂」と「低温やけど」

充電式湯たんぽで起きている事故は、大きく2種類に分かれます。

ひとつは本体が膨らんで破れる破裂・液漏れ、もうひとつが長時間肌に触れ続けたことで起きる低温やけどです。

消費者庁が2020年12月に公表した資料では、通電して温めるタイプのゆたんぽの事故64件のうち、破損・破裂・膨張が49件を占めていました。

数としては圧倒的に破裂系が多く、しかもその多くが「使っている最中」ではなく「充電している最中」に起きています。

逆にいえば、充電のやり方さえ間違えなければ、リスクの大きい部分はかなり削れるわけですね。

危ないのは製品より選び方と使い方

充電式・電気蓄熱式の湯たんぽは、法律のうえでは家電と同じ扱いを受けています。

電気用品安全法で「電気あんか」として指定されていて、PSEマークがない製品は日本国内で販売できません

つまり、正規に流通している製品は最低限の安全基準を通っている前提になります。

それでも事故が起きるのは、布団の中で充電する・膨らんだまま使い続けるといった、説明書が禁じている使い方が絡んでいるケースが目立つからです。

製品を疑う前に、選ぶ基準と使う手順を押さえるほうが効きます。

子どもや高齢者がいる家は注意が必要

ただし、どの家庭にも同じようにおすすめできるわけではありません。

消費者庁は、高齢者や子どもについて皮膚が薄く、低温やけどが重症化しやすいと注意を促しています。

熱さを自分で訴えられない年齢の子だと、気づいたときには水ぶくれになっていた、なんてこともありえます。

小さい子と一緒に寝ている家庭では、湯たんぽを布団に入れっぱなしにしない運用が前提になると考えてください。

参考:消費者庁「ゆたんぽを安全に正しく使用しましょう!」(令和2年12月16日)

実際に起きている湯たんぽの事故

湯たんぽの事故件数のグラフに驚く様子

ここからは、公的機関が公表した数字をそのまま見ていきます。

「なんとなく怖い」を「どこがどう怖いのか」に置き換えると、対策する場所が見えてくるはず。

5年間で108件、うち68件がやけど

消費者庁の事故情報データバンクには、平成27年11月から令和2年10月までの5年間で、ゆたんぽ関連の事故が108件寄せられています。

このうちやけど事故が68件。

さらに、治療に1か月以上かかった重傷が31件と、けっして軽い数字ではありません。

やけど68件のうち、低温やけどと明記されていたものは6件でした。

残りの多くは、破裂して飛び散った液体を浴びたことによる、いわゆる普通のやけどです。

通電タイプの事故64件中49件が破損・破裂・膨張

種類別に見ると、通電して温めるタイプ、つまり充電式・電気蓄熱式の事故は64件でした。

その内訳が、この記事でいちばんお伝えしたい数字です。

破損・破裂・膨張が49件と、他の事故形態を大きく引き離しています。

お湯を入れるタイプ(36件)や電子レンジタイプ(8件)と比べても、通電タイプの件数は多くなっていました。

手軽に見えて、実は3タイプの中でもっとも事故報告が多いのが充電式なんですよね。

そのうち27件は通電中の破裂

さらに踏み込むと、破損・破裂・膨張の49件のうち、27件は通電中に破裂していたことがわかっています。

半分以上が、使用中ではなく充電中の事故です。

消費者庁が挙げている事例には、定められた時間以上に通電し続けた結果、本体がパンパンに膨らみ、コードを外そうと触れた瞬間に破裂したものがありました。

縫い目から中の液体が寝間着ごしに飛び散り、大学病院に搬送・入院に至っています。

「充電したまま放置しない」が、この記事で唯一絶対に守ってほしいポイントです。

リコールされた製品もある

過去には、充電式湯たんぽそのものが回収された例もあります。

桐灰化学が販売した電気蓄熱式「お湯ポカ」は、充電用プラグ差込口の絶縁不良でショートし、専用カバーを焼損するおそれがあるとして2010年3月に回収対象になりました。

大河商事の「蓄熱式電気ゆたんぽ エネタンポ2」でも、劣化による破れで液漏れ事故が4件(重症1件・軽傷1件)起きています。

どちらも消費者庁のリコール情報サイトに残っていて、いまでも検索できます。

家にすでに湯たんぽがある方は、シーズンの使い始めに一度だけ型番を確認しておくと安心です。

参考:消費者庁リコール情報サイト「ゆたんぽ 桐灰化学: お湯ポカ」同「蓄熱式電気ゆたんぽ エネタンポ2」

2022年にも火災事故が公表されている

「でも、それって昔の話なのでは」と思われるかもしれません。

ところが2022年5月17日、消費者庁は消費生活用製品安全法にもとづく重大製品事故として、電気蓄熱式湯たんぽの火災1件を公表しています。

令和3年12月25日に福岡県で発生したもので、当該製品と周辺を焼損する火災でした。

ただしこれは製品が原因かどうかを調査中の段階で公表されたものなので、湯たんぽのせいで火事になったと決まったわけではありません。

それでも、この種の事故が過去の話で終わっていないことは頭に置いておきたいところです。

参考:消費者庁「消費生活用製品の重大製品事故:電気蓄熱式湯たんぽで火災等(5月17日)」(2022年)

PSEマークの見方と安全な製品の見分け方

ひし形と丸形のPSEマークの見分け方

では、どこを見れば「まともな製品」を選べるのか。

答えははっきりしていて、PSEマークの有無です。ここが記事の実用パートになります。

充電式湯たんぽは法律上「電気あんか」

充電式・電気蓄熱式の湯たんぽは、電気用品安全法の「特定電気用品以外の電気用品」の『電気あんか』として指定されています。

経済産業省が公開している341品目の一覧にも、78番として「電気あんか」がきちんと載っていました。

「湯たんぽ」という名前で売られていても、コンセントにつないで蓄熱する構造なら、法律上は電気あんかの仲間です。

だから、雑貨ではなく家電と同じ目線で選ぶ必要があります。

参考:経済産業省「特定電気用品以外の電気用品(341品目)一覧」

丸形PSEマークがない製品は販売できない

PSEマークには2種類あり、ひし形が「特定電気用品」、丸形が「特定電気用品以外の電気用品」に付きます。

電気あんかは後者なので、探すべきは丸形(○の中にPSE)のマークです。

消費者庁も、PSEマークの表示がない製品は販売することができないと明記しています。

裏を返すと、マークが見当たらない製品は、そもそも国内で売ってはいけない品です。

安さだけで飛びつかない理由は、ここ。

参考:経済産業省「電気用品安全法 届出・手続の流れ|表示」

商品ページのどこを見ればいいか

ネットで買うときは、本体を手に取って確認できません。

そこで見るのは、商品ページのスペック表と商品説明の画像です。

「PSE認証取得」「PSE適合」といった表記があるか、本体の銘板部分を写した画像が載っているかをチェックしてみてください。

説明文にも画像にもPSEの文字がまったく出てこない製品は、候補から外して構いません。

迷ったら、メーカー名と問い合わせ先が明記されているかも合わせて見ると精度が上がります。

Sマーク付きならさらに安心

もう一段階上の目印として、Sマークがあります。

第三者認証機関が製品試験と工場の品質管理調査を行い、安全性を確認した製品にだけ表示できるマークです。

消費者庁も「より安全に使用したい場合はSマークが表示された製品を選びましょう」と案内しています。

必須ではないので付いていない製品のほうが多いのですが、見かけたら加点材料として扱っていいでしょう。

低温やけどのしくみと子どもへの使わせ方

破裂と並ぶもうひとつのリスクが低温やけどです。

「熱くないのにやけど」という感覚がつかみにくいので、温度と時間の関係から見ていきます。

44℃で3〜4時間、50℃なら2〜3分

NITEの資料によると、低温やけどは44℃では3〜4時間、46℃では30分〜1時間、50℃では2〜3分で起こるとされています。

50℃は触れば「あつっ」と感じる温度ですが、44℃はお風呂よりぬるいくらいで、心地よく感じてしまう領域です。

その心地よさのまま眠ってしまうことが、低温やけどの入口になります。

さらにNITEは、血流や皮膚感覚には個人差が大きく、44℃以下でも低温やけどになるおそれがあるとしています。

「この温度なら絶対安全」と言い切れる線引きは、そもそも存在しないと考えたほうが無難です。

8時間後のカバー表面は44.8℃だった

数字でいちばん驚いたのが、NITEの再現試験の結果でした。

ゆたんぽに熱湯を入れてから8時間経過した時点で、カバー中央部の表面温度は44.8℃あったそうです。

朝までしっかり温かい、はうれしい性能ですが、裏を返せば低温やけどの温度帯を8時間キープしていることになります。

この事故では、布団の中に入れたまま就寝して足に長時間接触させたことが原因と推定されています。

製品に異常がなくても、置き方ひとつでやけどは起こるわけです。

参考:NITE「電気暖房機器やゆたんぽ、カイロ等による事故の防止について」(平成26年12月25日)

就寝前に布団から出すのが基本

対策はシンプルで、寝る前に布団から出す。これだけです。

湯たんぽは布団を温める道具であって、一晩中抱いて寝る道具ではない、と考え方を切り替えてみてください。

消費者庁の事故防止アドバイスにも、就寝時に布団を暖めるため使用する際は就寝前に布団から出しましょう、とはっきり書かれています。

寝てしまえば熱さに気づけないので、意識のあるうちに出しておくのが確実ですね。

子供に使わせるときの線引き

子供に使わせる場合は、もう少し慎重な運用が必要でしょう。

消費者庁は、子どもや介護が必要な方が使う際は、身体の同じ部位に触れ続けないよう周囲の人が時々位置を変えるよう促しています。

つまり、大人が見ていられない就寝中に子供の布団へ入れておくのは、想定された使い方から外れてしまいます。

寝かしつけの前に布団を温めておいて、寝る直前に出す。

この運用ができないご家庭なら、後半で紹介するスリーパーなど別の手段のほうが向いています。

充電式湯たんぽでやってはいけない使い方7つ

布団の中で充電式湯たんぽを充電するのはNG

ここまでの事故データと、メーカー公式の注意書きを突き合わせて、避けるべき使い方を7つにまとめました。

どれも実際の事故につながっている行動なので、購入後にひととおり目を通してもらえたらうれしいです。

1. 布団や毛布の中で充電する

最優先で覚えてほしいのがこれです。

消費者庁は、通電は布団、毛布等の中では行わないでください。安全装置が作動しなくなり、破裂のおそれがありますと明記しています。

熱がこもって温度センサーが正しく働かなくなるためで、通電中の破裂27件と直結する部分です。

「布団を温めながら充電できたら効率がいいのに」は、いちばんやってはいけない発想でした。

2. 充電中にその場を離れる

充電を仕掛けて別の部屋に行くのも、避けたい行動のひとつ。

消費者庁は、過剰に膨らむなどの異常時に備えて通電中はその場を離れないよう求めています。

蓄熱時間は製品によりますが、10〜20分程度で終わるものが主流です。

その間だけソファで待つ、くらいの感覚でちょうどいいでしょう。

3. 傾いた場所・不安定な場所で充電する

意外と見落としがちなのが、充電時の置き場所です。

傾いた場所で通電すると本体表面の温度が局所的に上昇し、劣化のおそれがあると消費者庁は説明しています。

スリーアップの公式FAQでも、壁に立てかけた状態・布団の上・保温カバーに入れた状態での蓄熱は禁止されています。

平らな床やテーブルの上に、まっすぐ寝かせて充電するのが正解です。

4. 蓄熱プラグを挿したまま使う

コードをつないだまま抱えて使うのもNGです。

スリーアップは、蓄熱プラグを本体に挿した状態で使用しないよう案内していて、誤った蓄熱充電は液漏れや異常な膨れ、破裂などの原因になるとしています。

充電が終わったらプラグを抜き、コードは別に片付ける。

手順として固定してしまえば迷いません。

5. カバーなしで直接肌に当てる

低温やけど対策の基本がカバーです。

スリーアップは低温やけど防止のため必ず保温カバーに入れて使用するよう求めており、熱いと感じる場合はタオルを巻いてからカバーに入れるよう補足しています。

ジェイ・エス・ピーの「ぬくぬく」も、じかに肌に触れる使い方はしないよう案内していました。

カバーは消耗品なので、へたってきたら洗い替え用の保温カバーだけを買い足すこともできます。

6. 膨らみや亀裂があるまま使い続ける

使う前のひと目チェックも欠かせません。

消費者庁は、使用前によく点検して亀裂や破損がないか確認し、異常に気付いたら使用を中止するよう促しています。

とくに本体が異常に膨らむ、コードから煙が出るといった症状は、直ちに使用をやめるべきサインです。

シーズンオフに長く保管する製品なので、使い始めの点検を習慣にしておきたいですね。

7. 本体を水に浸す・寿命を超えて使う

お手入れのときにも落とし穴があります。

ジェイ・エス・ピーは、本体を水に浸すことは絶対にしないよう明記しています。汚れは固く絞った布で拭き取るのが正解です。

また、スリーアップは蓄熱時間が通常約15分のところ、30分以上経過してもランプが消えない場合は発熱部の寿命で、それ以降の使用は絶対にしないよう案内しています。

寿命のサインが「充電が終わらない」という形で出るのは、覚えておくと役に立ちます。

やってはいけないこと起こりうること出典
布団・毛布の中で充電する安全装置が働かず破裂消費者庁
充電中にその場を離れる異常な膨れに気づけない消費者庁
傾いた場所で充電する局所的な温度上昇で劣化消費者庁/スリーアップ
プラグを挿したまま使う液漏れ・異常な膨れ・破裂スリーアップ
カバーなしで肌に当てる低温やけどスリーアップ/ジェイ・エス・ピー
膨らみ・亀裂があるまま使う破裂・液漏れ消費者庁
本体を水に浸す絶縁不良・故障ジェイ・エス・ピー

参考:スリーアップ「CORDLESS SOFT WARMER」よくあるご質問ジェイ・エス・ピー「蓄熱式コードレス電気あんか ぬくぬく」よくあるご質問

充電式湯たんぽの寿命と買い替えの目安

湯たんぽの事故は、経年劣化がきっかけになっているものが少なくありません。

ここではメーカーが公表している数字だけを並べます。一般論ではなく、公式が言っている年数です。

ついでに電気代の話にも触れておきます。スリーアップは蓄熱1回あたり約2.8円、ジェイ・エス・ピーは1回の通電で約2.5円と公表していました。

ただし、販売ページに書かれた電気代は販売者の表記で、根拠が確認できないものもあります。金額が気になるなら、メーカー公式サイトの数字を見にいくのが確実です。

メーカー公表の寿命は約2年〜6年

製品によって幅がありますが、公表値はおおよそ次のとおりです。

製品メーカー公表されている寿命
蓄熱式電気ゆたんぽ エネタンポ2大河商事約1年6か月〜2年
CORDLESS SOFT WARMERスリーアップ約2年/蓄熱充電回数 約500回
蓄熱式コードレス電気あんか ぬくぬくジェイ・エス・ピー5〜6年(電源コード等の消耗部品は3〜5年)

短いものだと2年弱、長いものでも6年ほどで、「壊れるまで使う」家電ではないことがわかります。

買った年をカレンダーや箱にメモしておくと、判断がぐっとラクになりますよ。

液漏れの原因は経年劣化

エネタンポ2の液漏れ事故4件について、消費者庁のリコール情報サイトは原因を劣化による破れと記載しています。

そのうえで「本製品の寿命は約1年6ケ月〜2年になりますので、それ以上の使用は控えてください」と案内されました。

つまり、製品に不良がなくても、年数が経てば破れて液が漏れると考えるのが自然です。

去年まで平気だったから今年も大丈夫、が通用しない道具だと思っておきましょう。

捨て方は自治体のルールを確認

寿命がきた充電式湯たんぽは、燃えるゴミには出せません。

内部に加熱装置と蓄熱材が入っているため、多くの自治体では小型家電や不燃ごみの扱いになります。

ジェイ・エス・ピーは、廃棄の際は専門の業者に依頼するか同社に問い合わせるよう案内しています。

まずはお住まいの自治体のごみ分別ページで「電気あんか」を調べてみるのが早道……ではなく、いちばん確実です。

【ランキング】安全性で選ぶ充電式湯たんぽ5選

ここまでの基準、つまりPSE表記があるか・保温時間・カバーが付いているかの3点で、楽天市場の充電式湯たんぽを比べてみました。

価格は執筆時点(2026年8月)のものなので、最新の情報はリンク先でご確認ください。

順位商品名PSE表記保温時間の表記カバー価格
1位HAGOOGI 充電式湯たんぽあり4〜12時間付属2,980円
2位長時間保温タイプの充電式湯たんぽあり長時間保温付属1,980円
3位モットル 充電式湯たんぽあり長時間付属3,070円
4位温度調整つき蓄熱式湯たんぽあり30〜65℃で調整付属1,680円
5位ぬいぐるみカバーの蓄熱式湯たんぽあり4〜8時間付属1,920円

1位 HAGOOGI 充電式湯たんぽ

HAGOOGIの充電式湯たんぽ

まず1位に置いたのは、HAGOOGI公式店が扱う充電式湯たんぽです。

4〜12時間という保温時間の幅が商品ページに明示されていて、過熱防止機能についても記載があります。

公式店が出しているぶん、問い合わせ先がはっきりしているのも選びやすい理由でした。

使い方としては、寝る前に布団を温めておく用途に向いています。

2位 長時間保温タイプの充電式湯たんぽ

長時間保温タイプの充電式湯たんぽ

続く2位が、価格を抑えつつ長時間保温をうたうこちらのタイプ

初めての1台として手を出しやすい価格帯で、カバーも付属します。

ただし、安い製品ほどPSE表記の確認は丁寧にしたいところ。

商品ページの説明画像に銘板の写真があるかを、購入前に一度チェックしてみてください。

3位 モットル 充電式湯たんぽ

モットルの充電式湯たんぽ

3位に選んだのは、やわらかい素材と足入れ形状が特徴のモットルの充電式湯たんぽです。

足を入れて使える構造なので、デスクワーク中の足元にも使えます。

公式店舗が出品していて、カバーのデザインも複数から選べました。

ただし、足を入れる使い方は同じ部位に長く触れやすいので、時間を区切る意識は必要ですね。

4位 温度調整つき蓄熱式湯たんぽ

温度調整機能つきの蓄熱式湯たんぽ

4位は、30〜65℃の温度調整ができるコードレスタイプ。

低温やけどの目安が44℃で3〜4時間だったことを踏まえると、温度を自分で下げられる機能は理にかなっています。

急速蓄熱にも対応していて、待ち時間が短いのも助かる点です。

とはいえ温度を下げれば安全、とはなりません。接触時間を短くする運用とセットで考えてください。

5位 ぬいぐるみカバーの蓄熱式湯たんぽ

ぬいぐるみカバー付きの蓄熱式湯たんぽ

5位に挙げたのは、見た目のかわいさで人気のぬいぐるみカバータイプ

子どもが自分から布団に持っていってくれる点では、悪くない選択肢。

ただし、かわいいと子どもが抱えたまま眠ってしまう副作用もあります。

子ども部屋で使うなら、寝る前に回収する約束をセットにしておきましょう。

充電式が不安なときの代用アイテム

お湯タイプ・電子レンジタイプの湯たんぽと子ども用スリーパー

ここまで読んで「やっぱり充電式はやめておこうかな」と思われた方もいるはずです。

冬の寒さ対策は湯たんぽ以外にもあるので、代用になる手段も並べておきます。

お湯を入れるタイプはSGマークが目印

昔ながらのお湯を入れるタイプは、事故件数こそ36件と通電タイプより少なめでした。

こちらには製品安全協会のSGマーク制度があり、賠償対応の期限は購入日から金属製で1年、ゴム製・合成樹脂製で3年と定められています。

お湯を注ぐ手間はありますが、電気を使わないぶん構造が単純です。

やけどのリスクは注湯時に集中するので、熱湯防止クランプ付きのタイプのように、注ぎ口に工夫のある製品を選ぶと安心感が違います。

電子レンジタイプは加熱しすぎに注意

電子レンジで温めるタイプは、事故件数が8件ともっとも少なくなっていました。

ただし、安全性を示すマークの基準が現在のところ存在しない点は知っておいてください。

消費者庁は、電子レンジのオート機能やおまかせ機能での加熱はしないよう求めています。過加熱で破裂する事故が起きているためです。

時間を自分で設定して使えるご家庭なら、手軽さでは一番でしょう。

湯たんぽを使わないという選択

ちなみに、うちには湯たんぽがありません。

お湯タイプも充電式もレンジタイプも持っておらず、7歳の息子も2歳の娘も湯たんぽなしで冬を越しています。

冬の寝具は羽毛布団と、フラミー(flammy)の掛け布団カバーの組み合わせ。

布団側の保温力を上げてしまえば、そもそも熱源を布団に入れる必要がなかった。それが我が家の結論でした。

湯たんぽを買う前に、いま使っている寝具を見直す道もあると思います。

子どもにはスリーパーのほうが向く場面も

子ども用のフリーススリーパー

寝相が悪くて布団を蹴飛ばす子には、スリーパーが現実的です。

着せてしまえば布団から出ても体は覆われたままなので、夜中に何度も掛け直す必要がなくなります。

熱源を布団に入れないので、低温やけどの心配もありません。

小さい子がいる家庭で「湯たんぽは怖いけど寒そう」と迷っているなら、こちらから試すほうが気がラクだと思います。

大人の冷え対策には電気毛布も

大人の足元の冷えなら、敷きタイプの電気毛布も候補に入ります。

布団全体を温められるので、湯たんぽのように一点集中で熱が当たり続けることがありません。

タイマー付きの電気敷毛布を選んで、寝入るころに切れるよう設定しておくのが定番の使い方です。

ただし電気毛布でも低温やけどの事故は起きているので、つけっぱなしで寝るのは避けてください。

選択肢向いている人気をつけたいこと価格
お湯タイプ(熱湯防止クランプ付き)電気を使いたくない人注湯時のやけど・SGマークの期限1,980円
もふもふカバー付き注水式見た目も重視したい人カバーの洗濯表示を確認2,280円
電子レンジ対応タイプ準備の手間を減らしたい人オート機能での加熱は禁止1,980円
日本製フリーススリーパー寝相の悪い子どもがいる家庭厚着させすぎない3,080円
日本製 電気敷毛布大人の足元の冷え対策つけっぱなしで寝ない3,390円

充電式湯たんぽのよくある質問

最後に、検索でよく見かける疑問をまとめて片付けておきます。

充電式湯たんぽは本当に爆発する?

「爆発」という表現がぴったりかは別として、破裂は現実に起きています

消費者庁のデータでは通電タイプの事故64件のうち49件が破損・破裂・膨張で、うち27件は通電中の破裂でした。

ただ、その多くは布団の中での充電や、指定時間を超える通電が絡んでいます。

平らな場所で、目の届く範囲で、決められた時間だけ充電する。この3つを守れば、リスクは大きく下げられます。

子供に使わせても大丈夫?

使えないわけではありませんが、就寝中に子どもの布団へ入れっぱなしにするのは避けてください

消費者庁は、子どもは皮膚が薄く低温やけどが重症化しやすいこと、周囲の人が時々位置を変える必要があることを挙げています。

寝る前に布団を温める道具として使い、寝かせるときには出す。

この運用が難しい年齢なら、スリーパーに切り替えるほうが安全です。

お湯タイプと充電式、どっちが安全?

事故件数だけを比べると、5年間でお湯タイプが36件、通電タイプが64件でした。

数の上では充電式のほうが多く報告されています。

一方で、お湯タイプには熱湯を注ぐ・持ち運ぶ別のリスクがあり、実際に熱湯が吹き上がって顔をやけどした事例も公表されています。

どちらが絶対に安全とは言い切れないので、お湯を沸かして注ぐ作業を安全にこなせるかを基準に選ぶといいでしょう。

寿命がきた湯たんぽの捨て方は?

充電式は内部に加熱装置を持つ電気製品なので、自治体の分別ルールに従う必要があります。

小型家電回収ボックスや不燃ごみの扱いになることが多く、燃えるごみには出せません。

メーカーによっては専門業者への依頼を案内している場合もあるため、取扱説明書を確認してみてください。

お湯タイプなら、金属製・樹脂製それぞれの素材に応じた分別になります。

まとめ

充電式湯たんぽが「危険」と言われる理由は、通電中の破裂と低温やけどの2つに集約されます。

消費者庁のデータでは、通電タイプの事故64件のうち49件が破損・破裂・膨張で、そのうち27件は充電している最中に起きていました。

裏返せば、平らな場所で目を離さずに充電し、就寝前に布団から出すだけで、リスクの大半は避けられます。

製品を選ぶときは、丸形のPSEマークがあるかを必ず確認してください。表示のない製品は、そもそも国内で販売できないものです。

そして、メーカーが公表している寿命は約2年から6年。年数が経った湯たんぽは、劣化による液漏れの前に買い替えるのが賢い判断だと思います。

小さいお子さんがいて運用に自信が持てないなら、スリーパーや寝具の見直しに切り替える手もあります。この冬の寒さ対策の参考になればうれしいです。